自動車の中に盗聴器が仕掛けられている可能性があるので、「盗聴器の調査・発見をしてほしい」というご依頼が増えています。
車の中は密室空間です。他の人に聞かれては困るプライベートなことを事を、話をすることが多い場所です。
盗聴器やボイスレコーダーが仕掛けられやすい場所として、最近は調査のご相談が増えています。
なぜ、車内の会話が盗聴されるのか?
男女間のトラブル
実際に盗聴器の調査のご依頼をいただいたケースで、最も多いのは男女間のトラブルです。
例えば、家族の浮気・不倫などを疑い証拠集めをする目的で、夫婦又は恋人の間で盗聴行為が行われます。
自動車は移動手段として使われますが、同時に密室空間として倫理上よくない関係で人と会う時に使用されやすいので、盗聴をする対象としては有効な場所となります。
ビジネスにおける監視目的
次に多いのが、ビジネスにおける監視目的です。
会社の経営者、管理職などの上司が、部下の監視目的で設置するケースも増えています。
社用車での音声の録音は罪になりません(社用車は、会社の所有物の為)
上司や経営者が社員の就業態度などを監視したり、本音を知るために盗聴している場合がほどんどです。
社用車に事故防止のためにドライブレコーダーを設置するのと同時に、機能としてボイスレコーダーが付属している場合もあります。
会社側はその機能を社用車についていると説明しています。しかし本当に盗聴目的の場合は表立っての設置ではなく、こっそりと機器を設置している場合が多いので注意が必要です。
また、逆のパターンもあります。
経営者や上司の車に情報収集のために部下が盗聴器を設置する場合です。
ビジネスの重要な情報の漏洩を目的としている場合や、上司の弱みを握るなどといった悪質な事例もあります。
「車内だから誰も聞いていない」と思って話していることが、外部に漏れていると思うと本当に怖いです。
車内で仕掛けられやすい場所はどこ?
車内で盗聴器が仕掛けられやすい代表的な場所として、
・ダッシュボード周辺
・ドアポケットの周辺
・シガーソケットや、その周辺
・座席シートの隙間や下
・室内灯
・トランク
・ぬいぐるみ
・サンバイザー
などがあります。
最近では、盗聴器やボイスレコーダーが小型化し、どこにでも簡単に仕掛けられ、かつ見つかりにくく隠すことが出来ます。
盗聴器は有効範囲がありますので、車の場合はボイスレコーダーなどの録音機で盗聴するほうが多いと言われています。
盗聴器とボイスレコーダーについて
盗聴器
盗聴器はマイクが付いた発信機を設置し、盗聴者は発信機がひろった声をリアルタイムに聞いたり録音することが多いです。
盗聴器には電波を使うため、一般的には半径100m~150mの距離で使用可能になります。
したがって、室内の盗聴には可能な範囲で盗聴できますが、車に仕掛けたとしても移動してしまい距離が遠くなってしまってはリアルタイムで受信することが出来なくなります。
ボイスレコーダー
ボイスレコーダーはリアルタイムで音声を聞くことはできません。ボイスレコーダーで長時間録音し後で回収して聴く必要があります。
しかし、リアルタイムで音声を聞くよりも録音して証拠にする目的では盗聴器よりもこちらの方が適しています。
ボイスレコーダーは盗聴機よりも購入が簡単で、見た目もわかりにくい物が多く販売されているため素人でも簡単に設置することが出来ます。
車内の盗聴器を発見する方法
まずは目視
まずは、車内で盗聴器が仕掛けられやすいポイントを参考に目視で発見していきます。
盗聴器は電波を発信しているので受信機での発見も出来ますが車内の場合はボイスレコーダーが多いので目視で探すしかありません。
盗聴器発見機での探索
ボイスレコーダーの場合は目視でしか探すことが出来ませんが盗聴器が仕掛けられている可能性がありますのでご自身で盗聴器発見機を購入して調べていただくこともできます。
しかし格安な盗聴器発見機は適切に調査ができない可能性もありますので注意が必要です。
プロに任せる
どうしても不安でしたらプロに任せることをおススメします。
プロでしたら同じ目視でも設置されやすい箇所やボイスレコーダーの種類なども熟知している為、調査もスムーズに行えます。
また専門機材もありますのでそれらを使用し、調査することも可能になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
心当たりのなかった方でも少し不安になりますよね。
どんな目的にしても盗聴するという行為は良くない事です。
安心して生活するためにも「盗聴されているかもしれない」と時々疑ってみることも大事になります。そしてその時は盗聴器やボイスレコーダーがないか身の回りの点検をしてみましょう。
そして不安に感じる事がありましたらプロに相談することをおすすめします。
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