以前投稿したブログ記事で、車に設置された盗聴器やボイスレコーダーの発見方法についてご紹介していましたが、今回は盗聴機より仕掛けられている可能性が高く危険な「GPS」について紹介します。
GPSは対象者の持ち物や、車などに設置することで対象者の動きを簡単に追跡することが出来てしまいます。
今回は車に設置されたGPSの発見方法について解説します。
GPSで位置情報を収集する行為は「見張り」には当たらない
2020年7月、GPSで相手の位置情報を収集する行為がストーカー規制法の「見張り」に当たるのを争った裁判がありました。
この裁判では、「見張り」には当たらないという判断が示されました。
裁判の大きな争点は【相手の車にGPSを付けて位置情報を収集したことが「見張り」に当たるのかどうか】というところでしたが、一審、二審で判断は分かれ、一審では「見張り」に当たるとされましたが二審では一転して「見張り」には当たらないと認定されました。
今回の裁判での判決は「GPSをつけることはストーカーにはなりません」と勘違いさせるようなメッセージになるのではないかと世間をざわつかせています。
ストーカーなどの悪意ある使われ方も簡単にできてしまいしかもそれが犯罪ではないとなると、とても怖いことです。
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なぜ、盗聴機よりもGPS?
情報価値が高いため
例えば車内に旦那さんが浮気をしている奥さんが盗聴器を仕掛けたとします。
車内の会話を聴いたり録音をすることもできるのでその方が証拠になるのでは?と思われがちですが、何を話したか?という事よりもGPSを仕掛けてどこにいるのか?という位置情報の方が高い情報価値となります。
盗聴して会話を聞いているよりは、GPS発信機を車に設置し、長時間停車した所で証拠写真を撮りにいくことも出来ます。
取り付け位置を選ばないため
盗聴器も小型ですがGPSも小型軽量で取り付けも簡単です。
車内の様子など必要ないので車外の目立たない所に設置する事ができます。
企業の場合は、営業車に設置して社員が車を私用で使っていないか、勤怠管理で設置しているケースがあります。
一般家庭では、浮気調査をする目的などで使われることがあります。
車に設置されたGPSを見つけるには?
GPSは小型でボックス型の形状をしていることが多いので、車の中を目視で確認することで見つけられることもあります。
ただ、設置する人も見つからないように気をつけているケースでは、探しても見つからないこともあります。
実際に、車内の分かりにくい箇所に埋め込んであったという事例もあります。
設置されている箇所に関しては、調査経験がものをいいますので、プロに依頼をして調査をしてもらいましょう。
心配な時は、プロに調査を依頼しましょう
GPSを発見するには、目視だけでは不十分といえます。
目視だけでは見つからず心配な時は、業者に依頼し高度な機材などを使って徹底的に調べてもらうことをおススメします。
・車外の点検をすることができない。(車の裏側などは難しい)
・目視では見つからないけどGPSが付けられている気がする(行動を監視されている気がする)
・早く確実に見つけたい(ストーカーなどの場合は早急な対応が必要です)
という方は業者に相談してみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は車に設置されたGPSの発見方法についてご紹介致しました。
GPSは小型で分かりにくく電波を発さないものもあるので発見が難しいと言われています。
行動をずっと監視されているのはとても怖い事ですよね。
GPSが仕掛けられているのではないかと不安な方はご自分でまたは業者に依頼し早く安心した生活を送れるように一刻も早くGPSの調査をおすすめします。
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